ドイツの田舎の葬儀は葬列を作って墓地に向かう

ドイツ人の多くがキリスト教を信仰しています。教会は火葬を禁止して土葬を行っていました。しかし教会の権力が衰えるにしたがって、最近では火葬が3割を占めています。特に都心部の知識人の間では、火葬がエコで衛生面の問題がないと人気です。

葬儀の服装は遺族は喪服ですが、一般参列者は紺やグレーといった暗めの服を着ます。女性はスーツやワンピースを着ます。ミニスカートはもちろんマナー違反ですが、長すぎて引きずらないように注意します。夏の暑い時期には半袖でも構いませんが、肩などを露出させるのは避けます。

葬儀の参列者が故人の顔を見たいときは、必ずミサが始まる前に済ませます。ドイツでは花輪を持ってお悔やみを示します。花を供えるほど親交がなかった場合は、お悔やみの手紙に20ユーロほど同封します。ミサが始まると牧師が故人について語ります。

その後遺族がスピーチをして、参列者全員で賛美歌を歌ってお祈りをします。ドイツの田舎では、墓地に向かうときに葬列を作ります。霊柩車の後を遺族、参列者の順で続きます。先頭にブラスバンドがいて葬送曲を演奏することも少なくありません。

教会は葬列が続く間はずっと鐘を鳴らして死者への尊敬と参列者への感謝を表します。葬列が墓地に着くと短い式典を行います。そして最も近い親戚から順番に聖書に由来する言葉を述べて、墓穴に土をかぶせます。ドイツでは葬儀の後にお茶会を催します。

遺族から亡くなった経緯を聞いたり、久しぶりに会ったことを喜んだります。

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