葬式というのは亡くなってから行われるものですが、最近は生きている内に感謝などを伝えるために生前に行なうというようなことも少なくありません。あまり想像がつかないものですが、やはり自分が亡くなった後には当然ながらその葬儀に参列する事は出来ません。また、怪我や病気などで植物状態になってしまったり、寝たきりなどになって意思疎通が上手くできずにお別れもきちんとできなかったというのでは悔いが残るだろうということで、行なう人が増えているのです。生きている時に行なう葬式ですが、自分の気持ちを伝えて一区切りをつけたい、交友がある人たちや仲間にも先のことを心配してもらうのも心苦しいと思うときもあるでしょう。
また、家族にも金銭的な負担をかけたくないということで行われます。気になる費用に関しては、葬式の規模が行なう人によって異なるため、あまり相場というものがないのが現状です。こじんまりと家族と一緒に食事会を行なうようなスタイルで行なう事もあれば、ちょっとしたホテルや旅館、レストランなどを使って行なったりするなどすればもう少し費用もかかってきます。香典に関しても受け取る場合もあれば不要とされることもありますので、もしもやってみたいと思うのであれば、生前葬をしたことがある葬儀会社に問い合わせて見積を取ってみるといいでしょう。
自分がどのような形で皆に感謝を伝えて区切りをつけるのか、それを形にする一つの葬式と考えて良いでしょう。